湯の山温泉
三重県三重郡菰野町にある「湯の山温泉」は、養老2年(西暦718年)に発見された古湯で、ケガをした鹿がこの温泉で癒していたため「鹿ノ湯」ともいわれており、古くから東海や関西の奥座敷として知られていました。
西南戦争のあと、3件の宿が戦傷病者の療養所に指定され、負傷した将兵を受入れたそうです。治療を終えた将兵らが「故郷へ帰って温泉と勝景を宣伝した」ために来遊者が増加したそうです。しかし湯量はさほど多くなく、過去に4度の涸渇があったそうです。
のちにアクセスの良さに目を付けた四日市鉄道(現在の近鉄湯の山線)が鉄道を敷設し、次第に旅館も増加していき、現在の湯の山温泉となりました。
御在所ロープウェイ
御在所ロープウェイは、三重交通グループの「御在所ロープウェイ(株)」が運営し、湯の山温泉駅から山上公園駅までの2.1km(両駅の標高差は780m)を結んでいます。
ロープウェイからは温泉街や四日市市街、伊勢平野、伊勢湾などの素晴らしい景色が眺望できます。
さらに山上公園駅からリフトに乗り換えて約8分、鈴鹿山脈の主峰である「御在所岳山頂(標高1,212m)」まで行くことが出来ます。